コンテナ船座礁で原油価格は急騰するか

テクニカル分析

こんにちは!えいたそです!

世界の海上輸送の要衝であるエジプトのスエズ運河で大型コンテナ船が座礁し、他の船舶が通航できなくなったことが原油輸送に影響するとの懸念から、原油先物は約6%上げていました。

直近では高値を切り下げていた原油価格が再度上昇する可能性があるのか?

私なりに分析しましたので興味がある方は是非ご覧ください!

投資は自己責任です!これらの分析は参考程度にお願いいたします。



・原油先物のテクニカル分析

原油先物のチャートを眺めてみましょう。

・チャート

2020年11月にワクチン完成ニュースが発表以降は石油需要回復が織り込まれ、21年3月まで上昇してきました。短期的に値が上がりすぎたことと、コロナ再拡大のニュースや石油輸出国機構(OPEC)の原油生産拡大による供給増加への懸念で、直近では調整局面をむかえる動きとなっていました。しかし、スエズ運河の大型コンテナ船座礁ニュースで、原油価格が再度上昇するのか、関心が寄せられています。

・出来高

上段棒グラフの出来高はどうでしょうか。(売買が成立した数。注目度や売買の活発さを表します。)

コンテナ船座礁のニュースが出た21年3月24日は価格は約6%上昇したものの、出来高は直近下落時の出来高に比べて低いため、買いより売り圧力の方が強いと判断できそうです。ニュースやSNSで話題になっているほど、世界中の投資家は懸念していないように思えます。

・RSI(相対力指数)

中段のRSIはどうでしょうか。(一般的に70~80を超えると買われすぎ、30~20を下回ると売られすぎと判断されます。)

直近RSIは46.5で過大でも過小評価でもないと言えますが、2月17日より数値を切り下げて50を下回りましたから、下落トレンドの最中にあると判断できます。

・MACD(移動平均収束拡散

下段のMACDはどうでしょうか(・価格の変化に敏感なMACDライン(青色)が、変化に緩やかに反応するシグナルライン(黄色)を下から上に突き抜けたときが買い。・MACDライン(青色)がシグナルライン(黄色)を上から下に突き抜けたときが売り、の2つが売買のタイミングとして一般的です。)

短期的には、青線が黄線を上から下に突き抜け、ていますので下落トレンドにあるようです。

原油関連ETF

エクソンモービルやシェブロンを含む原油関連ETF(ティッカーシンボルXLE)のチャートも見てみましょう。

24日の価格は+2.51%でした。上段棒グラフの出来高は原油先物同様、直近下落時の出来高に比べて低いため、買いより売り圧力の方が強そこまで関心は高くないと判断できそうです。RSI、MACDもほぼ同じ動きをしており、短期的に下落トレンドであることを示唆しています。

・さいごに

以上の分析から、座礁のニュースで一時的には価格が上昇したものの、出来高は低くそれほど問題視されてないと言えそうです。短期的には下落トレンドの最中にありますから、今のところ価格が再度持ち直す公算はなさそうです。関係筋によると、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国で構成する「OPECプラス」は4月1日に開く会合で、3月に続き減産幅をおおむね維持する見込みです。世界的にロックダウンを再導入する動きが広がり、減産縮小が難しくなったためとみられます。

最後にもう一度、投資は自己責任です!調整局面を迎える可能性は十分にあります!これらの分析は参考程度にお願いいたします。

以上で今日の記事は終了です。

読んでいただきありがとうございました!





コメント

タイトルとURLをコピーしました