投資家はイスラエルに注目すべき3つの理由

コラム

こんにちは!えいたそです!

数か月前の私に「イスラエルといえば?」と聞けば、

うーん….紛争、宗教とか?

と答えていたでしょう。日本とは地理的に離れていることもあるほか、政治や紛争のニュースばかり耳にすることが多いため「危険で近寄りがたい」といった印象を持つ方が多いのではないでしょうか?そんな印象をもつなか、Twitterを眺めているとナノックス・イメージング(ティッカーシンボル NNOX)というイスラエルのスタートアップ企業を知りました。ナノックス・イメージングは小型で軽量、そして安価なレントゲンに代わるスキャン装置を開発しており、「医療業界のゲームチェンジャー」として注目されている企業です。その他様々なイスラエル企業が米国株式市場に上場しています。(イスラエルETFなんかもあります)

次のシリコンバレー」として注目を集めるイスラエルについて投資家なら知って損はない3つの理由をご覧ください!

1.イスラエルはイノベーション大国である

イスラエルはレバノン、シリア、ヨルダン、エジプトに囲まれる中東の国で、国土は日本の四国より少し大きい程度です。(結構小さい・・・!😮)人口は約880万人と、1億2600万人の人口である日本の15分の1程度で、国民はユダヤ人75%と多く残りはアラブ人などが占めます。そのため宗教はユダヤ教75%と圧倒的に多くイスラム教が18%キリスト教が2%となっています。有名なユダヤ系経営者をあげると、Apple創業者のスティーブ・ジョブズ氏、Microsoft創業者のビル・ゲイツ氏、Google創業者のラリー・ペイジ氏、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグ氏など、超ビッグネームがずらりと並びます。

ナノックス以外のイスラエル企業で注目なのは、楽天に9億ドルで買収された、無料通話&メッセージサービスとして9億人のユーザーを持つ「バイパー」、自動運転に仕事を奪われる懸念から、タクシー運転手に株を分け与えて会社の価値が上がれば彼らの資産も増えるという独特な保護システムを導入しているライドシェアサービスの「ジュノ」などがあり、世界でイノベーションを巻き起こしています。

そんなイスラエルでは、世界の大手企業が開発拠点や実店舗を構えたり、テクノロジー関連を中心に有望なスタートアップ企業が次々に誕生して大手企業と業務提携をしたり、買収されるなど、さらなる化学反応が期待できます。

世界中の大手企業と優秀な人材が多く居るイスラエルのイノベーションは世界を動かす力を持っており、「イノベーション大国」「次のシリコンバレー」として注目せざるを得ないと言えるでしょう!!

2.特徴的な教育体制で優秀な人材を育成している

ふたつめに、イノベーションに直結するであろう特徴的な教育体制を紹介します。1980年にはプログラミングを含むICT教育がスタートし、1990年には全高校必須科目となりました。いかにイスラエルが世界に先駆けて早い時期からITに強い人材育成に取り組んできたかがわかるでしょう。

イスラエルは建国から70年と歴史が浅く、敵対国にも囲まれて安定、安心だとは言いがたいでしょう。そんなイスラエルは高校を卒業後男性は3年、女性は2年兵役につき、軍隊でサイバーセキュリティなどの最先端技術を学ぶそうです。世界トップクラスの技術力を持つ「8200部隊」や「9900部隊」の出身者は「バビロン」「チェックポイント」などの企業を作り上げています。

日本では採用判断基準として高校~大学の学歴に注目しますが、イスラエルでは、

あなたの経歴を教えてください。

高校卒業後、8200部隊に所属していました。

8200部隊!?将来有望人材キターーー!!!

採用判断として、卒業大学などの学歴はあまり気にしておらず、どの部隊出身かを重要視する人のほうが多い特徴的な国です。(軍隊経歴を公にするのは一般的ではないようですが、どうしても噂は広まってしまうそうです。)そして、将来有望な人材として、世界各国の金融機関や「GAFAM」などのハイテク企業からヘッドハンティングされたり、自国の有名企業やスタートアップ企業などに勤めその実力を発揮しています。

3.成功を導く感性を持っている

イスラエルの魅力でありながら、日本ではあまり感じることが出来ないであろう世界観が、「段違いのスピード感」です。速攻で事業を展開し、失敗を繰り返しながら突き進むタイプで、多少の不具合やクレームはあまり気にしません。

責任問題に恐怖し、慎重になる日本と大きな違いを持つ背景には、アラブ諸国に囲まれて常に戦争やテロのリスクがあるという実態がイスラエル独特の感性を生み出しています。いつ戦闘やテロに巻き込まれるかわからない環境で生きている彼らは、のんびり事業をしている暇などなく、この感性が圧倒的なスピード感と回転率を生み出し、様々なアイデアと技術を世に打ち出しているのです。

その反面、弱点もあります。段違いのスピード感は、言い換えれば「雑」であり商品やサービスの「質」が低くなりがちなのです。「質」は日本の得意としているところであるため、「行動力」のイスラエルと「質」の日本企業がタッグを組めば、とてつもないイノベーションが起こる可能性を秘めています。

また、恐れなきチャレンジ精神」も成功の秘訣のひとつです。「何度も起業するのは普通の事」というイスラエルの特徴的な文化があり、多くの起業経験とビジネスの実績がなによりの信頼となります。また、いつ死ぬか分からないという意識からか、彼らは失敗を恐れず相手が誰であろうと挑み、ハングリーにビジネスチャンスをつかもうとしていますから、成功数も相対的に高くなるのです。

おわりに

いかがだったでしょうか?強烈な感性と技術力を持つイスラエル企業は世界各国様々な分野で活躍する事でしょう。失敗を恐れず勇敢にチャレンジする姿は今後も目が離せない存在ですね!

本日の記事は以上です。

読んでいただきありがとうございました!







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