コインベースIPO(新規上場)でビットコイン下落?

テクニカル分析

こんばんは!えいたそです!

明日の4月14日、暗号資産取引所のコインベース【ティッカーシンボル:COIN】が米国でIPO(新規上場)します。時価総額は900億ドルを超え、超大型IPOになる公算です。

コインベースはすでに収益が黒字化しているほか、サイバーセキュリティーに力を入れており、信頼度の高い企業だといえます。

明日のIPOが各SNSで話題となっており、暗号資産の歴史に刻まれる日として注目が集まっています。

IPOが話題になっている一方で、ビットコインのテクニカル指標は警鐘を鳴らしているようです。

コインベースのIPOやビットコインETFなどが、値上がりのブーストとなるか。もしくは何かがトリガーとなり下落を引き起こす可能性も考えておいたほうがいいように思います。

皆様が許容を超えた投資行い、アルケゴスのように爆死しないよう、あえてブレーキとなるような提案をしたいと思います。是非ご覧ください!



・ビットコインのテクニカル分析

ビットコインのチャートを眺めてみましょう。

・チャート

2020年10月以降、目にも留まらぬ速さで上昇を続けてきたビットコイン。各SNSでは爆益報告で溢れかえり、夢の億り人が続出。バラ色の投資先のように見えます。🌹🌹

現在は約61000ドルの過去最高値を突破できそうな水準にまで上昇しており、注目が集まっています。

(13日19時追記:過去最高値を突破しました)

出来高

上段棒グラフの出来高はどうでしょうか。(売買が成立した株数。注目度や売買の活発さを表します。)

価格は値上がりを続ける一方で出来高は減少しており、買う圧力が無くなってきているように感じます。

ロケットは燃料が切れても、惰性で少しは上昇することが出来ます…

・移動平均線

50日(黄色)、100日(青)、200日(赤)の移動平均線をチャート上にのせています。

(移動平均線とは、ある一定期間の価格から平均値を計算し、折れ線グラフで表したものです。その日を含めた過去何日間(または何週間)かの価格を毎日計算するため、平均値が移動していくことから、移動平均と呼ばれます。代表的なテクニカルチャートのひとつで、価格の傾向や流れなど、相場の方向性を見る手掛かりとなります。)

2020年10月以降は50日移動平均線をサポートラインとなり、綺麗な上昇トレンドを形成しています。

移動平均線からは何も問題がないように思えます。

・RSI(相対力指数)

中段のRSIはどうでしょうか。(一般的に70~80を超えると買われすぎ、30~20を下回ると売られすぎと判断されます。)

ビットコイン価格は値上がりを続ける一方、2021年1月以降RSIは切り下がる動きを見せています。この現象をダイバージェンスと言い、相場(ローソク足チャート)の動きとテクニカル指標(RSI、MACDなど)の動きが逆行する(逆に動く)状態をいいます。

通常、トレンドの勢いが弱まっていることを示唆し、また相場が反転する前に起こりやすい現象です。

まもなくトレンドが転換するという売りのサインなのです。

MACD(移動平均収束拡散

下段のMACDはどうでしょうか(・価格の変化に敏感なMACDライン(青色)が、変化に緩やかに反応するシグナルライン(黄色)を下から上に突き抜けたときが買い。・MACDライン(青色)がシグナルライン(黄色)を上から下に突き抜けたときが売り、の2つが売買のタイミングとして一般的です。)

こちらもRSIと同じように、相場と逆の動き(切り下げている)をしていることが確認できます。

週足チャート

長期的な目線として週足チャートを眺めてみましょう。

週足でも、RSIではダイバージェンスが発生していますから、下落局面を迎えようとしているかもしれません。

さいごに

以上の分析から、短期~中期的ではダイバージェンスの発生から、下落局面を迎える可能性があります。結果は後になってからでないとわかりません。ですが、過去の経験則や分析を用いて予想をすることはできます。

最後に、投資の神様ウォーレン・バフェットも尊敬する、ハワード・マークスの言葉で本記事を締めくくりたいと思います。

相場が良いときは、ほとんどの人がこう言う。「リスク?一体どんなリスクがあるというのか?悪いことなど起きそうにないし、リスクは味方だ。それだけ儲けも大きくなるのだ。」

相場が悪くなると、もっと単純なセリフを吐く。「一銭も儲からなくて構わない。とにかく、もう損はしたくない!早くここから救い出してくれ!!!」

以上で今日の記事は終了です。

読んでいただきありがとうございました!





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